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17年間ゼリーしか食べてません:『スノーピアサー』

『スノーピアサー』と言う映画を知ってますか?
現在公開中の作品ですが、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『アメリカン・ハッスル』などのアカデミー賞にノミネートされた話題作や『マイティ・ソー』と言ったヒーロー映画の続編が公開されている中ではどうしても埋れてしまいがちな作品です。
ですが絶対に見た方が良い。映画好きなら見るべき作品と断言します。
ジャンルはSFです。ディストピア映画といった分類に入ります。
ディストピアとは、戦争や自然災害などのなにかしらの原因によって文明が崩壊した世界のことを言い、その崩壊した世界を舞台にした映画をディストピア映画と言います。
『マッドマックス』『猿の惑星』『マトリックス』などがその一例です。『スノースピアー』では、地球全体が氷ついた世界が舞台になります。
その凍り付いた世界で唯一存在している生命は、走り続ける列車の中にいる僅かな人間のみ。
スノーc

その列車は世界中に結ばれた線路の上を走り続けます。そして中にいるのは、車両前列で優雅な暮らしをする富裕層の人間達と車両最後列で餓えた生活を強いられる貧しい者達。食べる者がない者達は富裕層の人間が支給する栄養ゼリーを食べて飢えをしのいでいます。
スノーa
スノーb

しかしそんな状況をなんとかしようと一人の男が立ち上がり、彼は列車を支配するために多くの者を率いて先頭車両へと目指します。
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実は映画を見るまでは偏見を持ってました。だって設定に無理がありすぎる。そもそも、なぜ列車でなければいけないのか。
ようは箱船であるわけです。全ての地上が海水に没した世界で生き残った人間を乗せて航海をするノアの箱船。氷に覆われた世界を走る列車はノアの箱船なのです。
でもそれは、地上が一切ない海だから成立する話であって地上が氷に覆われてるだけでは説得力に乏しい。列車の中で生活するメリットは暖房が効いてることぐらいで、例え氷に覆われて寒くても地下で暖をとることができるはず。地上が見えてるかぎりはそこに生きる望みがあるはずです。まあ、かなり寒いといった設定にはなってるんですけど、やはりいまいち納得できません。凍り付いた線路のメンテナンスとかもどうするの?それで世界中を20年近くも走り続けるなんて絶対無理でしょ。
それに列車内での生活。富裕層にいたっては地上で生活するのとなんら変わらない贅沢な暮らしをしていて、そんな生活を20年近くもどうやって生み出し維持してきたのかと、そんなこともいちいち考えてしまいます。
でも疑問もそれまで。映画を見ればそんなことなんて忘れてしまうぐらいの勢いでストーリーが進行していきます。
なにがなんでも前を目指せ、右も左もない、とにかく前え前え進むのみ。それを行うのは餓えた人間達。そこには無駄な話は一切ありません。餓えた野獣のような人間達ががむしゃらに前へ突き進み立ちはだかるものを全力で排除していく。
敵が送り込んできた恐怖の武力集団相手にもひるまず、互いに血まみれになりながらも前へ進む。それが一両、また一両と乗り越えて行くところに映画の面白さがあります。一体次の車両には何が待ち構えているのか、そんな先の見えない展開が面白い。
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次々と仲間達が倒れ、そして僅かに残った3人がその列車の先で見たものとは。ここからも映画の見所です。
疑問に思っていた生活を生み出すシステムの謎が解けますし、列車の支配者による真の目的も明かされます。このあたりのくだりは世界と人間の本質を見せるような話になっていてなかなか奥が深いです。これもディストピア映画にたびたび見られる内容です。
ラストも良い。絶望の先に訪れる僅かな希望がやはりディストピア映画です。
スノーg

監督はポン・ジュノ。初のハリウッド作品になります。
『殺人の追憶』はサスペンス、『グエムル』では怪獣映画と、どんなジャンルの作品でも傑作を生み出してきた監督です。そしてそれは今回の『スノーピアサー』でも証明しました。
出演者には、ジュノ監督作では常連のソン・ガンホも出演。彼は扉を開くためのプログラムを開発したシステムエンジニアを演じます。
本当に面白い作品ですのでぜひ見てください。多分すぐ終わると思うし・・・
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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No title

これ、今日イオンでポスター見てきました。
すっごい気になります。
でも、他の方のレビュー読んでても気になったし、
ヒッシーさんも書いてますが、
「線路はつづくよどこまでも」の
設定には無理があるような……


でも、そんなこと気にならない作りなんですね!
猪突猛進な感じなのでしょうか?
観るのがとても楽しみな一本となりました(´∀`)

Re: No title

コメントありがとうございます。
つっこみだしたらきりがない映画ですw
一年かけて世界中を走るんですけど、あるポイントでみなが一斉に新年を祝うんです。しかも戦ってる最中w
聞いてるだけで、なんだそりゃって思うでしょ?w
途中のすし屋ですし食べたりwそれも戦ってる最中
でも面白い。それは見てからのお楽しみ。
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ヒッシー

Author:ヒッシー
映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
読んでくれた人に笑って楽しんでもらえる、そんなブログを目指しています。たまには真面目なレビューもするよ(笑)

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