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トムは人間なのか?:『ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション』の感想

『ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション』を観賞。
いつものブログなら、シリーズものだとこれまでのおさらいだったりちょっとしたうんちくを長々語るんですが今日は違います。(笑)
大体そういう場合は見た作品に不満があったりするんですよね。はっきりとつまらないと一言で言えばいいのに自分の見解に自信が無いのか、なんとか肯定できる材料を探そうとする。まあ色々とうんちくを語ったり分析をするのが好きっていうのもありますけど。
でも今回は冒頭からはっきりと断言します、この映画は面白いと。文句なしに面白かった。その兆しは前作からあったんですけど。前作も十分面白かったんですが、新作ではその好評だった部分を更に練り上げて行ったといった感じです。
物語の方向性を決定するトム・クルーズのプロデュース力もさることながら、監督のクリストファー・マッカリーの能力も大きかったと思います。『ユージュアル・サスペクツ』で脚本家としての才能は知ってましたが監督でもここまでの能力を発揮するとは思いもしなかった。
毎回違った監督を起用するのがMIシリーズの決まり事ですが、その決定権もトムであり、ここでもトムの目利き的才能が発揮します。
ではその面白さが何であるのかと言うと、トムを中心としたチームプレーです。新作ではそれを強調した内容になっていて、それこそが今後のMIシリーズの柱になるものだと強く宣言しているのです。
映画は冒頭、IMFの解体宣告から始まります。スパイ活動が最も盛んに行われていた冷戦時代はすでに過去のものになり、現在はコンピューターや衛星といったハイテク機器が世界の脅威を監視しているのだ。人員による無駄な労力や被害が少なくてすむ。
だがイーサン・ハント率いるIMFチームはそのまったく逆で、彼らは毎度、犠牲と多くの破壊を伴う敵との戦いを強いられる。それが一番酷かったのが前作のゴーストプロトコルで、ソ連のクレムリンが爆発で崩壊してしまったほどだ。
別に敵との直接的な戦いのせいでそうなったわけではないがCIAはそうは見てくれない、責任を押し付ける思惑もあるのだろう。だが自分は見ながら長官の言葉に大いに納得してしまいました、なるほどと。
そう言えばそうだ、これまでの彼らの活動は全然スパイらしくなかった。特に2。あれなど単なるジョン・ウー映画ではないか(笑)ジョン・ウーのアクション映像美学に酔う映画でしかなかった。まあそれに酔っていた我々にも責任があると言えばあるんだが。
3では橋がミサイルで爆破されて敵と派手な銃撃戦をやらかすし、その際は周りにいるたくさんの一般人も巻き添えにした。一番スパイ映画らしかったと言われていた1でさえも特急列車とヘリコプターのチェイスで大きな損害を出してる。
彼らのいる所には常に大きな危険が伴い被害が発生する。CIAにとっては彼らは疫病神以外の何者でもないというわけだ。
つまりは、スーパーマンやウルトラマンと同じような存在ということです。街を破壊しながら戦う彼らも周りに迷惑をかけまくってるじゃないですか。だからこそのIMFの解体宣告なのです。
この冒頭のくだりで自分は映画の成功を確信しました。この発想は非常に面白い。それが物語が進むに従って、IMFの必要性が浮き彫りになって行く。この大迷惑集団こそが今の時代に必要なのだと。
おまけに今回の敵はイーサンとは表裏一体と言える存在だ。この敵の犯罪動機が諜報機関の存在意味を問いただすものになっており、その答えがイーサン率いるIMFという仕組みになっている。
その答えに導くのは容易ではないが、映画の面白さを見ればそれが成功したことが分かるだろう。ともかく面白いのだ。こんな凄い活躍を見せられたらこれまでの彼らの行いを許せるばかりかこれからも頑張ってくれと応援したくなる。胸をすく活躍の連続に興奮しっぱなしだ。それがチーム一丸になっての活躍であるのがさらにIMFの必要性を明確にする。
笑いの要素が多分にあるのも良い。彼らの掛け合いが本当に面白くて、これもチームプレーなればこそだ。実際劇場でもかなりの笑いが起きていた。
チームプレーとしての面白さが十二分にありながら、トム自身が行うスタントアクションもこれまで以上に輪をかけたものになっているのも凄い。しかも予告にもあるあの、空を飛ぶ巨大輸送飛行機にしがみつくトムが冒頭の掴みのアクションであったことにも驚いた。てっきり中盤かそれ以降にある映画一番の見せ所と思っていたので・・。映画には、それと同じくらいにハラハラドキドキするアクションがてんこ盛りなのだ。トムは正真正銘の不死身人間なのでしょうか。
これらの活躍を経て、トムはチームを率いながら最後に強く宣言します。その言葉からは、ここから新しいミッション・インポッシブルが始まるといった強い意志を感じます。そして俺たちはまだまだ暴れるぞと。なんと言う自信、そしてこのシリーズにかけるトムの熱い想い。
その想いは早くも次へと移っています。もう次の企画が動きだし来年の夏に新作の撮影が始まるそうです。
毎回違った監督を起用する作品ですから残念ながらクリストファー・マッカリーは退場になりますが、プロデューサーとして、そしてこの作品に並々ならぬ熱意をかけるトムのことですから、次も才能のある監督を起用して作品を面白いものにしてくれるでしょう。
CIAのお済みつきをもらった今、これからのIMFの暴れっぷりに大期待です。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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『ミッション・インポッシブル』は結局のところ「はいはい、ポッシブル、ポッシブル」なんでしょ、という思いがあって、観る前には全く期待しないことにしています。あの歳であのアクションをこなすトムはすごいと思いますけど(笑)
これからスパイ映画はさらに難しい時代を迎えるんでしょうね。タイトルは忘れましたけど、トム・ハンクスの新作紹介の映像を観まして…冒頭で「舞台は米ソ冷戦下…」のナレーションが入った瞬間、「結局それかい!」ってツッコミ入れちゃいましたよ(笑)

Re: タイトルなし

特に007はそう思いますよ。だから最近の007も派手なアクション満載なんですけど。
仮想敵国との直接的な戦闘が縮小してきている今、だからこそヒーロー映画がこうもたくさん作られてるんでしょうね。

確かに、ヒーロー物なら敵は宇宙人だろうと異次元人だろうと神様だろうと怪獣だろうと自由自在ですからね。007は、これらを敵として取り上げられないのが辛いですね。
「ジェームズ、今回の任務だが…」
「また、ややこしい任務か?」
「すまんな。アスガルドに潜入してロキという男の行動をチェックしてくれたまえ」
ダメだ、こりゃ(笑)

Re: タイトルなし

そこから誕生したのがメン・イン・ブラックなんじゃないでしょうかw
でも007も将来的には分かりませんよ、だって過去にもぶっ飛んだ設定があったし。『007/ムーンレイカー』とかw
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Author:ヒッシー
映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
読んでくれた人に笑って楽しんでもらえる、そんなブログを目指しています。たまには真面目なレビューもするよ(笑)

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