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愛を知らないけど見ました:『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』の感想

「愛を知る全人類に捧ぐ」。『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』をご覧になった皆様、どうですか?なんか捧げられました?自分は愛といった言葉からは程遠い人間なんで与えられた感はなかったかな。その代わりに得たものは大きかったですよ。
世界中で大人気のマーベルヒーローが総登場する作品だし、ヒーローそれぞれの映画だってどの作品も大ヒットしている。前作のアベンジャーズだって映画興行史を塗り替えるヒットを記録した。評価も上々だ。あれだけの数のヒーローを登場させてまとまりのある内容になってるんだから奇跡と言って良い。はっきり言って、ピンで作られたどのヒーロー映画よりも完成度が高い。ここだけの話し、アイアンマンってそんなに面白くないんですよ、面白かったのは最初だけ。スーツやアクション、それにキャラクターは良いんですけどね、でも話しがいまいち。ソーの二作目もそうだったなあ。いや一作目もそんなにのめり込むほどでもなかったような・・ハルクはどう評価すればいいんでしょうか、だって過去の二作は権利を持つユニバーサルが作った映画ですからね。だからなのか、あまりマーベルユニバースの縛りがなく自由に作った感じがして面白く見れたように思います。エドワート・ノートンが主演なのもよかった。
キャプテン・アメリカの一作目もそれほどだったかな。別に全ての作品が特別面白くないと言うわけじゃないんです。アメコミヒーローに苦手意識があると言うわけでもない。だってスパイダーマンは大好きな作品だし。でもここで言う好きなのは、サム・ライミ版のスパイダーマンのこと。アメイジング版も大した興奮は得られなかった。
文句無しに面白かったのは『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』ですね。あれはアメコミヒーローの枠を越えた面白さがあった。スパイアクション映画といった内容になっていて、国家的陰謀に気づいたキャップが一人孤独な戦いを強いられるんです。キャップの行動理念はすべて愛国心からなっています。でもその国自体がもはや正義なんてものが存在しないことをキャップは知ります。ここでキャップの心が揺れるわけです。キャプテン・アメリカの物語は常にアメリカの歴史と共にあります。その中で葛藤して戦うのがキャプテンアメリカの魅力でもあるんです。映画の一作目もそうですよね、超人化計画で強靭な体を手に入れたキャップは戦争への参加と共に軍の宣伝材料としても利用されます。プロパガンダと言うやつです。だが一作目の第二次大戦時は、全ての国民と兵士がこの戦いを正義と信じて疑わなかった、それはキャップも同じです。しかし次にキャップが目覚めた時代では、利権のために無実の人間の血を流す戦争であることを誰もが知っている。キャップが戦う意味がなくなるわけです。ウィンター・ソルジャーのキャップはその巨大な壁に直面することになります。そういったシリアスな内容とヒーロー物語が見事にマッチした作品がウィンター・ソルジャーでした。
手放しで面白いと声を大にして言えるのはその作品だけでしょうか。その作品に匹敵する面白さと興奮を感じたのが『アベンジャーズ』ですね。面白さと興奮のベクトルが全然違う方向を向いてるんですけど。
例え一作一作の完成度に問題があるとは言え、そのヒーロー達が一同に集まる映画なんだから失敗は許されないわけです。言い換えるなら、これまでのそれぞれの作品は『アベンジャーズ』の前置きでしかない、いわば前座です、余興です。
主役の登場と成功のためにありとあらゆる手段を会社は尽くします。最高のスタッフにキャスト、そして莫大な資金と最新技術を投入して。長い前置きによってファンの期待も最高潮に達しているはず、その彼らを満足させるためには失敗は許されないのだ。そこに至るまでには実に念の入った計画があっただろうと思います。だってこれからもマーベルユニバーが続いていくんですから。更に長く、より大きくと。『アベンジャーズ』はその後へと繋ぐ大事な橋渡しなのだ。
その結果はもう皆さんご存知の通り。興行記録を塗り替え絶大な評価を持って迎えられました。
その続編が遂にやってきたのです。『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』(AOU)。全世界の期待は前作よりも遥かに大きいでしょう。だからその期待に応えるために会社は前以上の力で作品の完成を目指します。そのハードルは途方も無く高い。おそらく一番にプレッシャーを感じたのは、前作から監督と脚本を続投するジョス・ウェドンであったはずです。
監督はこの作品を最後にマーベル作品からは身を引くそうです。完成直後のインタビューなどを見るとかなり憔悴しきった様子が見受けられました。そりゃそうですよね、これだけの大プロジェクトです、そしてマーベル映画の未来がかかっている、その命運が監督の手に委ねられているんですから。
ですが監督の努力と才能のおかげで作品は見事な出来映えとなって私たちの前に姿を見せました。
キャラクターが前作よりも更に増えたにもかかわらず、それをまとめる手腕は前作以上です。一つの完結した作品としても十分の完成度を持った作品にもかかわらず今後のマーベル映画へと繋がる伏線もしっかり張り巡らされている。監督はどのぐらいの先を見越して作品にキーワードを含ませているんでしょうか。もう凄いとしかいいようがありません。
ジョス・ウェドン監督の評価はもっとされても良いはずです。
ウルトロン以降のアベンジャーズに監督がバトンタッチされるのは、『キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー』でメガホンを取ったアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟になります。自分も大絶賛の作品の監督です。この兄弟はWSでも脚本と監督を兼任していて次のアベンジャーズでも見事な出来の脚本を披露してくれるでしょう。またこの監督の起用には映画がよりダークな世界観に入って行く事が理由にあるようです。WSがそうであったようにまさに適任といえるでしょう。
『シビル・ウォー』ではヒーロー達の分裂が描かれます。ヒーロー達の能力を危険視するアメリカ政府はヒーロー達を政府の監視下に置く事で彼らの活動を管理しようとする。それがスーパーヒューマン登録法です。その法案可決の先導に立ったのがトニー・スタークです。しかし、それを奴隷制度と同じだとする者がいて、政府に反旗を翻すヒーロー達が現れる。そのリーダーがキャプテン・アメリカです。なぜキャップがそうしたのかというと、キャップの理念に反したからです。この国の正義に強い不信感を抱くキャップはこの法案もその一つに過ぎないと考えるのだ。
今回の『AOU』ではその発端になる事件が発生します。トニーの発案した平和システムがウルトロンといった脅威を生み出しヒーロー達とウルトロンの戦いの中で多くの一般市民が巻き込まれ犠牲者を出すのだ。
映画は終始戦いの場面が続くのでこの戦いが社会にどんな影響を与えたのかといった描写は出てきません。でも今回に限らず前作だって同じようなものです。最後のニューヨーク決戦でどれだけの被害が出たことか。その時もその後の話しがされませんでしたよね。AOUではトニー基金で問題解決に当てようと言った会話が出てきますがそれで済むような問題ではない。AOUには新しい二人のヒーローが登場します。その兄弟は戦争孤児です。そうなった原因は、戦争に使われたトニーインダストリー社の兵器にありました。よって彼らはトニーを憎んでいます。
このように、世界では多くの争いが起こっており、その争いに関与しているトニーやアベンジャーズを憎んでいる者は多く存在します。そのつけが『シビル・ウォー』で一気に押し寄せてくるのでしょう。
ウルトロンとの最終決戦のなかで重大な選択を迫られるシーンも登場します。一部の人間の犠牲によって世界を崩壊から救うか、それとも彼らと運命を共にして世界の終わりを見るのか。ヒーローとは、人間とは、正義とはなんなのか、それら問いを激しく突きつけられるシーンです。その答えはでるのか?それはぜひ劇場に行って自分の目で確かめてもらいたい。
しかし一つだけ確かに言えるのは、彼らは命をかけて目の前の危機に立ち向かうということです。それが実に熱かった。特にホーク・アイにそれを感じます。他のヒーローよりも普通の人間に近いからこそ人の命の重さを感じられるんです。そしてもう一つの彼の秘密も・・日本じゃ散々そのシーンの予告が使われているのでもう分かっている人もいるとは思いますが。
う〜ん、だから「愛を知る全人類に捧ぐ」といったキャッチコピーもそんなに間違ってはいないかもしれませんね。
愛がないと誰も救えない。
でもそのキャッチコピーも次以降の話しには通じなくなっていきそうな予感がします。人類から疎まれるヒーロー達に愛を持って世界を救えるのか?
『シビル・ウォー』の公開は2016年5月6日からです。また公開が延期されないことを祈ります
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映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
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