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イカレた時代にようこそ:『マッド・マックス:怒りのデス・ロード』の感想

日本の野郎共、MADに染まったか?MADに染まってむかつく会社の上司をぶっ飛ばしたり、学校を途中でバックレたり、 エスカレーターを登るJKの短いスカートを覗き見ようとしたやつが多いんじゃないか?!(笑)まだまだあるはずだぞ、『マッドマックス:怒りのデスロード』を見てヤワな日本を変えてみろ、ヒャッハー!汚物は消毒だあ!俺はデスロードで死ぬぞおお!V8V8V8V8V8V8!!
とそんな感じでわたくし、本日は『マッドマックス:怒りのデスロード』の感想をさせていただきとうございます。
まあそういうわけでですね、映画にはそれほどのパワーがあると言うことです。昔に公開されたマッドマックスだってそうでしょ?特に2。あれを見た直後に車を爆走させた人間がどれだけいたことか。路面にタイヤ跡を残すマックスターンだってバイク乗りは真似をした。現在によくある秩序が崩壊した世紀末世界の物語はマックスがあったからだ。北斗の拳に真の男のかっこよさを見た人間は多いよな。「一片の悔い無し!」そう言葉を残して逝ってしまったラオウのようなに、俺もあんな男になりたいと思ったよな。でもそれも全部『マッドマックス』があったからだ。マックス・ロカタンスキーという人間がいなければラオウもケンシロウも存在しないのだ。彼らの戦いと男の強さは全てマックスと言う男に集約される。
そんな時代を変えたマックスが新たな新作として帰ってきた。求めるものは一つだ、また俺たちを誘ってくれ!しかし心配が一つ。マッドマックス3を終了させて以降、ジョージ・ミラー監督は、すっかり動物の可愛さに魅せられてしまったのだ。子豚が主人公の『ベイブ』、ペンギンが歌い踊る『ハッピー・フィート』、トラやライオンといった猛獣ではない、まだそちらのほうが暴力が支配する無慈悲な世界を創造することができる。でも違うのだ、誰もが無条件に可愛いと口にせずにはいられない子豚とペンギンが主人公なのである。どこに世紀末世界が広がっている?!
しかしそれは早合点というものだ。その愚かさを自分はつい最近悔いる事になった。
あえてこれまで無視を決め込んでいた『ハッピー・フィート』でしたが、マッドマックスの最新作が公開されることと監督のこれまでの作品を見続けてきた知り合いの後押しもあって映画を見てみたわけです。そしたらこれがもう目から鱗というか、監督のかつての意思が錆び付いていないどころか、自分が知るあの頃とは違う、ストーリテラーとしての監督の成長ぶりと上手さに驚いたのでした。
氷点下と凍てつく暴風が吹き荒れる世界。そして自身よりも遥かに巨大で獰猛な外敵が潜む南極大陸。そんな常に死と隣り合わせの過酷な地でペンギンが生き残っていくということがどれほどのことなのか。また食料の宝庫と思えた海も常に潤ったいるわけではない。何日も何日もその日がくるまで絶えなければいけないことがあるのだ。そんな彼らを虎視眈々と狙う外敵たち。まるでマックスの世界ではないか、赤茶けた荒野は白く染まった氷の世界に姿を変えたのだ。そんな白い荒野を主人公のペンギンは彷徨い歩く。
嵐の中を、獲物を狙う猛獣の中を、人間が踏み込んで破壊した死の世界を。
なぜ主人公はそうするのか。それは人間が犯した罪にあります。放たれる有害な大気は温度の上昇と共に氷を溶かし、必要以上に行われる漁は生態系をも変えてしまいます。主人公らはそうなった世界の原因を確かめるために見知らぬ彼方を目指すのだ。
どうです?マックス的でしょ?そしてメッセージ性があります。傲慢で愚かな人間がこのような世界を作ってしまったのだと。環境保全と動物保護を訴えるのも人間の勝手な言い分です。自然を想うのではなく自分たちが生きるためにそれをしてるにすぎないのだ。
南極に住むペンギン達に最大の危機が訪れます。それに対して人間がとった行動とは?最終的には、ペンギン達とそこに生存する動物たちが強力することでその危機を乗り切るのです。
実はそんな弱肉強食の世界に生きる者たちも自分達が生き残るために懸命なのだ。子を守り、仲間を守り、子孫を残すために彼らは戦っているにすぎない。世界はそうしてなりたっているのだ。
そんな彼らが一つになるラストに、監督はマッドマックスの未来を見ているのかもしれません。
『マッドマックス:怒りのデス・ロード』は、イモータン・ジョーと呼ばれる統治者が作った王国が登場します。しかし決して暴力だけで支配する独裁者ではない。カリスマ性があり彼を心酔する者が多くいるのだ。王国には社会システムが存在し人々はそこでそれぞれの役割についている。それは全て、この地獄となった世界を生き残るためだ。
その王国から女性達がさらわれてしまう。さらったのはイモータン・ジョーの部下だった女戦士だ。女達はイモータン・ジョーの子を産むために囲われていた。女戦士はそんな彼女たちを連れて緑豊かな安住の地を目指すのだ。彼女のとった行動は同じ女性だからこそだろう。映画の中盤で分かるが、女性達の扱いは決して酷いものではない、むしろ大事に扱われていたほどだ。イモータンの目的は種の存続にあるのだ。また愛も存在していた。
映画は、その女戦士と花嫁達を奪い返そうとするイモータンジョー率いる車両軍団との追跡バトルが展開される。そこにマックスが巻き込まれることになる。マックスは過去の亡霊に捕われ生きるための希望も目的もない荒野を彷徨うだけの存在だ。
怒りのデスロードにおける登場人物達にはそれぞれに生きる理由が存在する。そこには、はっきりとした善と悪の線引きは存在しない。全員がただ生き抜くためにもがくのだ。それは先にも述べた『ハッピー・フィート』の世界にも通ずる。弱肉強食の氷の世界に生きる動物達だ。氷の大陸から荒野へ。変わったのはそれだけ。
もしハッピー・フィートを見てなければ怒りのデスロードをこのような視点で見れなかったはず。だから正直に言うと、タイトルにマッドとついてはいても前三部作のようなマッドな印象を怒りのデスロードには感じないんです。根っからの悪人には見えない。狂気を感じるという意味では前作よりも遥かにマッドですが。ですが悪ではない。江頭2:50分も狂気は感じるけど悪とは感じないでしょ?(笑)
生存競争を勝ち取るための戦いと言いますか、怒りのデスロードにはそれを感じます。もちろんその戦いは凄まじいものです。本能の赴くままに従う、まさに野生の戦いです。原始の戦いですよね、人類がまだ類人猿だったころの。
ジョージ・ミラー監督はこの先の構想も考えてるそうです。おそらく再び激しい生存競争が繰り広げられるはず。ですがその結末は世界と人類にとって良いものになるのではないかと思っています。あの『ハッピー・フィート』のラストのようにね。
『マッドマックス:怒りのデスロード』の動画を作りました。一本目は世界観を表現したミュージックビデオ、二本目は車のおもちゃを使ったコマ撮り撮影動画です。二本目は以前作ったやつからの流用ですが(笑)よろしければご覧下さい。

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テーマ : 映画レビュー
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No title

実はまだ『ハッピー・フィート』を観たことがないので
観た上でもう1回『マッドマックス フューリーロード』を観たら
また違った感想が出てきそうです。

にしても、ミラー監督の振れ幅は広いな~。

『TOUGH BOY』がここまでしっくりハマるとは…さすが『マッドマックス』!

監督が語ってましたが、現場もノリノリで、CMにも使われていた爆走する車に立てたポールからポールに飛び移るアクションも、監督は「さすがに走りながらは無理」と思っていたのに、スタントマン達が「走りながらでできます!」と言い出したらしいですね。
殺る方も殺られる方も心からこのアクションを楽しんでいるのが映像から伝わってきます。名作に出演しているという高揚感の成せる業なんでしょうか。
ハッ!それとも、みんな心の奥底ではヒャッハー!したいと願ってる?
汚物は消毒だー!(笑)

Re: No title

ようかんさん、コメントありがとうございます。
多分、教えてもらえなかったら一生見てませんでしたw唄って踊る可愛いペンギンの映画だろうと。
なかなか深い作品ですよ。『ベイブ2』にもマックスを思わすシーンがあるそうですよ、2はまだ見てないので近々見てみたいと思います。
ミラー監督の振れ幅には驚きますよね、しかもあんな温厚そうな顔してw

Re: タイトルなし

あれっし〜さん、コメントありがとうございます
シャーリーズ・セロンだけはもうこりごりだそうです。
脚本が存在しない現場で、撮ったシーンがどんなシーンなのかがさっぱり分からなかったと話しています。おまけに度重なるアクシデントで撮影が延期になったりと、完成までに数年をようしました。その間、出演者たちは作品に拘束されるわけですから、体型や精神的なモチベーションを維持するのに苦心したそうです。そのせいでトム・ハーディや監督とも度々衝突したと聞きます。
インタビューでは、その追いつめられた精神状態の自分を映画で見る事ができると話しています。もう見ました?たしかにそうでしたよねw
敵や脇役などは気楽だったかもしれませんね。だって脚本なんてそんなに必要ないしヒャッハーと叫んでるだけでいいわけですからw
気楽なもんですw
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ヒッシー

Author:ヒッシー
映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
読んでくれた人に笑って楽しんでもらえる、そんなブログを目指しています。たまには真面目なレビューもするよ(笑)

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