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タンクトップ美女は最高やね:『REC4 ワールド・エンド』

モキュメンタリーという言葉をご存知でしょうか。いわゆる偽ドキュメンタリーというやつです。
現実の出来事のように描かれているが全て台本がある作り物。映像は登場人物の一人が持つカメラの視点で撮られたものが主で、映像の粗さと手振れによって作品の内容にリアリティが加わります。
こういった効果に一番適したジャンルはホラー映画です。恐怖にリアリティが加わりますからね。
そういった映像を使ったホラー映画は以前から一部にはありましたけど、そのジャンルを一般的にしたのは『ブレアウィッチ・プロジェクト』の大ヒットからです。
だがその功罪は大きかった。低予算でそれなりの収益が得られるという理由で多くの映画製作者がこの手の映画を作ることになりますが、それに比例して似たり寄ったりの作品が多くなり、この市場は今や飽和状態となって飽きられつつあります。
まあ全てがそういった作品ではないと思いますが、ほとんどがそのような作品ばかりではないでしょうか。
レンタル店でそんな作品が置いてるのを見たりすると、またかと思いませんか?私もその一人です。でも好きな作品もあります。今日はその中の一つ『REC』の紹介と、そのシリーズ最新作である『REC4 ワールド・エンド』のレビューをしたいと思います。


製作国はスペイン。ジャンルはホラーでゾンビ映画になります。ここで物語の冒頭をちょっと説明。
テレビ局の取材班が消防署を取材中に署への出動要請が入り取材班達は彼らに同行することになります。
到着した場所は小さなマンションで、通報してきた管理人によると、上の階に住む老人の女性の様子がおかしいというので調べてもらいたいというものでした。
消防士数名は取材班を伴い上の階を目指します。しかしマンションにはエレベーターがないので彼らは階段を使って登っていくのでした。
目的地に到着した彼らは部屋へと入り老婆を発見します。しかしなんだか彼女の様子がおかしい。老婆を落ち着かせようとする管理人と外で待機する仲間に連絡を入れる消防士達。
すると突然、老婆は管理人に飛びかかり彼の顔の肉を食いちぎってしまう。消防士たちは老婆を管理人から引き離すが管理人は既に虫の息であった。
いったいなにが起きたのか。パニックになる彼らはなんとか落ち着きを取り戻して負傷者を抱えて下へと戻るのであった。
だがたどり着いたそこで彼らは信じられない光景を目にする。なんとマンションの出入り口の扉が頑丈に閉じられ、そればかりか、外へ繋がる他の出入り口が全て何者かの手のよって封じられていたのだ。そして拡声器を使った音声が外から鳴り響く。
「即刻出口から離れるんだ、君たちは私たちの命令があるまでこのマンションからは出ることは出来ない」
消防士とテレビクルー達はマンションに完全に閉じ込められてしまった。いったい自分たちになにが起きたのか。そして彼らを隔離した外の連中の正体は・・・。
実は老婆の突然変異は謎のウィルスによるもので、彼らが下の階で右往左往しているあいだにもマンションにいる住人はすでにウィルスに侵されおり、この後、消防士と取材班らはとんでもない恐怖を味わうことになります。この一連の出来事は、全てテレビカメラマンが撮るカメラ映像のみによって写されています。
このゾンビ化の原因は後々に判明します。ネタばらしになるけど、実は原因は悪魔に取り憑かれた少女にあったんです。その取り憑かれた少女を神父が拉致監禁して研究を行っていた。その場所がマンションの最上階にある一室なんです。
これまでの映画で描かれたゾンビ化現象のほとんどは化学的作用によるものでした、もしくは原因不明。しかしこの『REC』はエクソシスト的な要素を取り入れたところが新しかった。でも、それも最初の取っ掛かりにすぎず、シリーズを重ねるごとにそんな理由なんてどうでもよくなっていって普通のゾンビ映画になっていくんですけど。
おっと、ちょっと口が滑っちゃいましたね。そうなんです、このシリーズで一番よくできてるのは最初だけなんです。
この映画では起こっていることの説明が何一つされません。それもモキュメンタリー映画の特徴です。なにが起きているのか分からないまま舞台上へと放り出されてしまう。
マンション内は既にゾンビがうじゃうじゃ。しかも現場はエレベーターのない小さなマンションで移動は階段のみです。ゾンビから逃げようにも階段を上へ下へと移動するしかない、逃げ場なんてほとんどないんです。おまけにゾンビは猛スピードで逃げる人間を追ってくる。
こんな状態の現場に人間が置かれてしまうとどうなるのか。大体は想像がつくでしょう。まさに阿鼻叫喚の地獄絵図です。恐怖から逃れて休む暇なんて少しもありません。映画を見てる人間もへとへと。しかもモキュメンタリータイプの映画なんで恐怖がリアルに迫ってくる。
その恐怖は、生き残ったテレビ局の二人が最後にたどり着いた部屋で最高潮に達します。そう、あの悪霊に取り憑かれた少女が監禁されている部屋です。その不気味な部屋で何が行われたのかが断片的に明かされて行くんです。
まだ未見であれば、ここから先の出来事はぜひ自身で体験してください。
とんでも怖い映画ではありますが、唯一の救いはテレビ局の女性がめちゃくちゃ可愛いことでしょう。名前をアンヘラと言い、彼女はテレビ局のレポーターとして取材に同行します。その彼女とカメラマンの二人が最後まで生き残りあの部屋へと入ることになるんです。
そして映画は突然の幕切れとなります。なにもかも、全てが闇に埋もれたまま。
そして続編の2になります。物語は前作のエンディング直後から始まります。


前作の説明のない投げっぱなしの内容とは違い、2では登場人物が増えストーリー性もアップします。キャラクターにはそれぞれの役割が与えられていて彼らは目的に向かって行動をするのです。進むべきその目的の場所はあの部屋です。当然モキュメンタリーですからカメラ映像は必要になってくる。今回その役目を、特殊部隊の隊員が被るヘルメットに備え付けられたカメラがはたします。
前作の得体の知れない怖さは減りましたが、続編では特殊部隊VSゾンビといった要素が加わって派手さがアップしました。そして前作と同様、最後にはあの部屋へとたどり着くのです。彼ら目的は果たされるのか、それも自身の目で確かめてください。
それと続編ではアンヘラも登場します。彼女は前作からの唯一の生き残りとして特殊部隊と行動を共にするのです。
彼女はこのシリーズを通してのキーマンであり、シリーズ完結編では主人公として活躍することになります。
そしてパート3。これは完全に番外編です。1と2の話しとは一切繋がりがなく別の場所で起きたゾンビ事件として物語が進みます。


舞台は結婚式が終わったあとのパーティー会場で、ここで感染者が出て瞬く間に感染が広がっていきます。その会場で離れ離れになってしまった新郎新婦が互いに探し合う姿を映画は描いていきます。
当然モキュメンタリーです。と言いたいところなんですが、実はこの作品、途中からモキュメンタリーをあっさり投げ捨ててしまうんです。途中までのカメラマンのカメラ映像視点を止めてしまって普通に役者がカメラの前で演技をする映画になってしまうんです。つまりは、作ってる人間がモキュメンタリー撮影に限界を感じてしまったというわけなんです。
「ドラマやアクションに、もっと広がりや迫力を与えたい。だとすると今までのような撮り方では駄目だ」
そんな想いからの変更だったんでしょう。まあクリエイターならもっとな意見だとは思います。監督としてもっと上を目指したいと思うなら当然でしょう。
けどはっきり言いましょう。「それは『REC』ではない」と。
他の作品タイトルならともかく、その撮りかたで『REC』のタイトルを付けちゃいけない。案の定、映画は途中から普通のゾンビ映画の印象になってしまった。今流行の走るゾンビ映画です。しかも悪いことに、コメディ的な要素まで加えてしまった。今まで溜め込んでいたものが爆発したからなんでしょうけど、それでも作風が変わりすぎていて映画を見ている人間は面食らってしまいます。
でもそれはまだ始まりに過ぎなかった。ついに完結を迎えるシリーズ最新作、『REC4 ワールドエンド』が先週より公開になりました。


いやあ、見事なまでにやりたいことを思う存分やっちゃってくれてます(笑)
今度は船を舞台にしてゾンビパニックを描いているんですが、かつてカプコンが作った『バイオハザード リベレーション』にそっくりです。このゲームも船舶が舞台でした。映画を作った人もこれをやりたかったんでしょう。
よって普通のゾンビ映画と大して変わりません。新しい要素がこれっぽっちもない。どっかで見た事がある内容に終始しています。怖さもゼロ。
物語は2の続きになってますけど、もはやオカルト要素はどこにも存在しません。そして監督がもっともしたかったことが映画には出てきます。
アンヘラちゃんがいきなり脱ぎ出して白のタンクトップ姿になるんです、なんの脈絡もなく。そしてタンクトップになった彼女は汗だくになりながらゾンビ達と戦うんです。
自分は思いました。「ええやんけ、めっちゃエロいやんけ、興奮するわ、うひひひ」
おそらく会場にいた男性全員がそう思っていたはず(笑)その時点で『REC』は完全に消滅しました。
監督は本望でしょう。しかしあえて言いたい。「初心忘れるべからず」と。
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ジャンル : 映画

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Author:ヒッシー
映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
読んでくれた人に笑って楽しんでもらえる、そんなブログを目指しています。たまには真面目なレビューもするよ(笑)

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