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偉大なるマンネリズム:『テルマエ・ロマエ2』

映画『テルマエ・ロマエ2』は、フ○テレビから原作者ヤマザキマリへの壮大なる謝罪作品である!
なんのこっちゃわからん、そう思われたかたはぜひ劇場へ。オチを見れば納得ですよ。
とその前に、少しばかり説明を。
ヤマザキマリと映画を製作したフ○テレビとの間にあったゴタゴタを知ってますか?原作者であるにも関わらず、その使用料が100万しか支払われなかった話を。その取り分のほとんどが出版社のものになった話です。
日本では、映画化やアニメ化などの二次利用に関する直接的な交渉権は原作者ではなく出版社にあるらしく、その特殊な権利形態によってあのような問題が明るみになったとされています。
でも当のヤマザキマリさんは金銭的なことを問題にしているわけではなく、原作者に声をかけることもなく無断で映画化の話をフ○テレビと出版社の間でされたことに怒っているようなのです。それは最もな話です。と言うか、絵を描いてストーリーも考えてる創作者に対してその扱いってなんなの?
他にも出版社と作家さんとのトラブル話はよく聞きます。どれだけ横暴なんでしょうか、日本の出版社は。
別のトラブルで、『海猿』を製作したフ○テレビと原作者との間でも大喧嘩に発展しましたよね。フ○はどれだけバカなんでしょうか。まあそもそも、テレビ局が作った映画って嫌いなんですよね、『少林少女』とかマジで金を返してほしかった。
と言うわけで、前回がヒットしたのでもちろんその続編もと、どなたかの下心で作られたかもしれぬ続編ですが、世間を騒がせた反省の意味を込めて絶対に失敗は許されないと言った原作者へのお詫びの作品でもあるんです。あとはその他諸々の問題に対しての。
これからも漫画原作の映画を作ることがあるかもしれませんが私たちは誠心誠意をもってしっかりと映画を作る所存でございます、と。
まあ本当のところは、そんな気持ちがあるのかどうかなんてさっぱり分からないんですけど。でもですね、この内容だったら原作者も許してくれるに違いないといったクオリティには仕上がっています。色々意見があると思いますが自分は好きですね。
はっきり言ってしまえば前作と同じです。古代ローマ風呂建築士が現代の日本にタイムスリップして風呂文化にカルチャーショックを受ける前半と、過去のローマで起きるオリジナルドラマが後半、映画はその二部構成になっています。
それをしこたまお金をかけて笑いもパワーアップしたのが今作です。
下手に色をつけて作風を変えるのではなく、マンネリに徹したことが良かった。マンネリって言うのはお約束って言う意味。例えば、熱湯風呂に入ろうとする芸人が躊躇するそぶりを見せながら絶対押すなよって言うんだけど結局押されて入ってしまう笑い。そのあとの熱がるリアクションもお約束。そんなくだらない笑いが日本人はとっても好きなのだ。
でもそれを誰でも出来るって言うわけではなく、本当に面白いのは一部の芸人だけ。みなさんの頭の中にはすでにいろんな芸人の姿が思い浮かんでいるはずでしょう。それをはたして俳優が出来るのか?でもやってしまうんですね、天才阿部寛は。今回も前回以上のお約束リアクションを見せてくれます。
風呂e
風呂b

莫大なお金をかけたCGとセットも今回の見所です。特にコロッセオのCGは圧巻。昔『グラディエーター』と言うハリウッド大作がありましたがそれとまったくひけをとりません。中では拳闘士達の壮絶な闘いが繰り広げられていてそれも映像化されています。ここまでのものが作れるなら日本だけで他国を舞台にした映画を作れるんじゃないでしょうか。ハリウッドでも『硫黄島からの手紙』とか『終戦のエンペラー』なんて映画を作ってるんだし。その際は、ちゃんと外人を起用して、間違っても外人役に阿部ちゃんを起用しないように(笑)
風呂a
風呂c

そんなお金をかけた大作なのに、一番の注目が熱湯風呂級のばかばかしい笑いと言うのが凄い(笑)これこそが日本の笑いです。
ハリウッドよ、これが日本だ!とのキャッチフレーズをつけてもいいんじゃなかろうか(笑)
後半のオリジナルドラマもいい感じの出来だと思います。変えられない史実を改めて知らされることでエンディングで少し感傷的になったりして。
風呂d

実はこのオリジナルの話が意外と不評だったりするんです。原作があるとこう言った問題は必ず取りざたされるんで仕方ないですね。ただ、感情に流されるでけではなく客観的に物事を見る事も大事だと思います。その際の議論なら歓迎です。
さて、残すところはラストです。それこそが最初に説明したあれ。一言で言うなら、ヤマザキマリさん、こんなに面白い作品を私たちに見せてくれて本当にありがとう、といった感謝のラストでしょうか。
物語の締めにも相応しいラストだと思います。それがはたして原作者の心へと届いたのか、それは知るよしもありませんが。でもお疲れ様でした、また素晴らしい作品を心待ちにしています。
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テーマ : 映画レビュー
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映画レビューから最新作の情報配信まで、映画に関する面白いことなら何でも書いちゃおうといったブログです。また映画フィギュアの紹介とそれを使ったコント劇も作っています。なぜか真面目な話が作れません(笑)と言うか、お笑いのほうが作ってて面白いし。
読んでくれた人に笑って楽しんでもらえる、そんなブログを目指しています。たまには真面目なレビューもするよ(笑)

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